春に愛を見つけて (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“プレイボーイのカーヒル”こと、グリフィン・カーヒルが赤ん坊を抱いて立っている。ヘザーはわが目を疑った。聞けば、彼は生後八カ月の双子の甥を預かるはめになり、切羽詰まってヘザーに助けを求めてきたらしい。元婚約者のグリフィンには、これまで何度も失望させられた。ヘザーが彼を必要としていたときには応えてくれなかった。彼の頼みをきく気も、これ以上かかわりを持つ気もないのに、赤ん坊を守らなければという衝動に突き動かされてヘザーはつい、面倒をみる役を引き受けてしまう。だが、かつて愛したグリフィンの青い瞳を見た瞬間、自分がどれほど危険なことをしようとしているかに気づいた。わたしはまた彼に傷つけられてしまうのだろうか。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
オブライエン,キャスリーン
フロリダの生まれ。小学一年生のときに七ページの物語を書いたのを皮切りに、ストーリーを語り続けてきた。大学を卒業して新聞社の仕事に就き、テレビ番組評などを書いていたが、同業のジャーナリストと恋に落ちて結婚。マイアミに居を構えた。彼は今もすばらしい夫である。娘が生まれたあと自宅でできる仕事として、再び小説を書き始め、ロマンス作家として人気を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
どんなときもそばに (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
莫大な借金に追われているところに、失業!自分の人生が、もう手に負えなくなって…。ゴージャスなことの大好きな恋人ウイル・ホルワース三世と贅沢三昧の二年を送ったあとフィービーは、ウイルが支払いは全部彼女のカードに任せて、逃げていったことを知った。母から無理を言われるたびに送金もしているので、フィービーが持つ四十三枚のクレジットカードは、大借金まみれ。シリコンバレーにある豪奢なコンドミニアムも売却するしかない。売れるまでのつなぎに賃貸に出そうと決め、通勤に四時間もかかる酪農場に貸間も見つけた。だが、贅沢の味を知ったフィービーは買い物依存症で、もう払えないのに、美しい物を買うことはやめられない。そんなときに、なんと失業!踏んだりけったりの彼女の前に、厳しく叱りつける人物が現れた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
フロイド,スーザン
本名スーザン・キモト。ロマンス小説家としてはめずらしい日系アメリカ人。カリフォルニア州ロスバノスの生まれ。1997年から本格的に執筆を始め、2000年スーパーロマンスから作家デビューした。カリフォルニア大学サンタクルス校他で長年教鞭をとっている。大切な家族の一員である犬ライリーをセラピードッグにするために、もっか訓練中。趣味はガーデニング、クロスステッチなど。カリフォルニアに愛する夫とライリーと住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
恋人がくれた翼―シェルター・バリー物語〈2〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
トーリーは姉の名で、姉の身分で生きるしかなかった。何年も、暴力をふるう元夫から逃げ続けているトーリーにとって、事故死した姉になりすますことは、唯一残された道だったのだ。新しい人生を始めた町で少しずつ癒されていった彼女は、やがて誠実で優しいベンという男性と恋に落ちた。そして、離れて暮らすベンの幼い娘が虐待を受けていると知り、ベンが親権を得やすいようにと、身を偽ったまま便宜結婚までしてしまう。幼い子の痛みを心から理解できるのは、かつて継父から虐待を受けていたわたしだけ。トーリーはベンの娘のために結婚したと自分に言い聞かせたが、ベンへの愛は本物だと知っていた。しかし、真実は言えない。元夫の手が刻々と迫っているのだから。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クイン,タラ・T.
アメリカではベストセラーリストにその名が載る人気作家。オハイオ州の生まれで、七歳のころから物語を書き出したという。ヴァイオレット・ウィンズピアの大ファンだった。十六歳からは地方紙に書き始め、大学卒業後、高校教師をつとめながら雑誌にも寄稿。プロデビューは1993年スーパーロマンスから。このデビュー作がRITA賞最終候補に残り、一躍シリーズのトップ作家の一人となった。三部作のあと、単行本も執筆している。現在、夫、十代の娘とアリゾナ州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ラブ・チャイルド (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
自動車事故で夫を失い、今も後遺症に悩む息子を拘えたジェシカは生活保護を受けている売れない画家だ。画商からは成功するために個展を開くように言われてるが、作品をそろえるには1年は絵に専念しなければならない。そんなとき代理母紹介業を営む親友から耳よりな話を聞いた。ある男が大金で代理出産してくれる女性を探しているという。ふつうは子供のいない夫婦が代理母を求めるのだが、彼は独身で大金持、たんに跡継ぎがほしいだけなのだ。ジェシカは前後の見境もなくその話にとびついた。依頼主のチェイスは牧場主で堂々としたハンサムな男だった。「なぜきみはぼくの子供を産もうというんだ、金かい?」「あなたの魅力のせいでないことはたしかです」そう答えながらも彼の男らしさに圧倒されかすかな不安を覚えた…。
恋のセーリング (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
カリブ海の夕日はたとえようがないほど美しい。ミランダが失恋の痛手を負いフロリダから逃れてきて5年―マリーナ経営に忙しい毎日を送りながらも自分を捨てた恋人とセーリングした日々をいまだに思い出す。あれ以来、また裏切られるのではないかという不安から男性との付き合いは努めて避けてきた。いまはもうかつてのように相手を信じきることはできそうもない。しかし国際レガッタを機会にフロリダに戻ったミランダは、天才ヨットマン、ウォーカーに出会い初めて大人の恋におちた。だが、ふたりの恋はたちまち暗礁に乗り上げる。ミランダもウォーカーも相手と同じくらい仕事を愛していたからだ。お互いに妥協することなく愛を育む方法はないのか…。ミランダの新たな苦悩が始まった。
週末婚 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“荷物は無事だ。ただし、倉庫が変わる”友人から暗号のような電報を受け取ったネイト・ペリーは、急いでエリー湖のほとりの町に駆けつけた。“荷物”とは、政府の証人保護プログラムを適応されたため八年も離れている娘のことだ。だが、倉庫が変わるとはどういうことなのか?目的地に着いたネイトは、その意味を知った。元の妻とその夫は交通事故で死亡し、娘のサラはリビーという女性に育てられていて、養子縁組の手続き中だという。ネイトは娘を取り戻すために裁判に持ち込んだが、途中で,彼はリビーに結婚を提案した。結婚すれば二人ともサラと一緒に暮らせる。どうしてもサラを失いたくないリビーは、愛のない結婚に、条件つきで同意した。
遺産の行方 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「なんて変わった人だったの、アーデラ叔母さんは!」シャーリは巨額の遺産のありかをしるしたロケット探しの最初の手がかりをランプシェードの裏に見つけて、叫んだ。彼女は大叔母からバンクーバーの家を相続したが、大掃除の最中にそこらじゅうから現金が出てきていまや本格的な宝探しのゲームが始まった。故郷からここに移ってきて一カ月半というものシヤーリには驚きの連続だった。欲の皮がつっぱった親戚は入れ替わり立ち替わりやってくるし、そしてなによりも、あのロシャンという男―彼もまたロケットほしさに近づいてくるのだろうか?わたしはシェフ、料理人が多いとどうなるかはわかっている。欲深な連中はたくさんだけど、でもロシャンはいてほしい。
海鳥の歌 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
結婚に失敗し、歌手としての自信をなくして6年ぶりで故郷のフロリダに帰ってきたクレアは、砂浜でひとりの男と出会った。「わたし、砂のお城をつくる名人よ」「ぼくはディラン。浜辺と太陽の熱愛者です」ふたりは一緒に砂の城をつくって夢のようなすばらしい一日を過ごした。行きずりの男とのすてきな一日の思い出は、いつか失意のクレアの心を慰め、これから新しい人生がはじまりそうな予感となった。そしてある晩、二度と歌うことはないと思っていた歌を兄のバンドに頼まれてディナー・クルーザーの船上で歌った。クレアの前に、ふたたびディランが現れた。
ギリシアの季節風 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「きみにあのホテルを売ることにしたよ」アレックスは前置きもなしに切り出した。「きみの望みだろう?ホテルを買収すれば昇進できるんだろう?」ジョアンナの胸に絶望感が広がった。まだわたしを野心だけの女だと思っているの?ベッドをともにすることで仕事をうまく運ぼうとする女だと…。「どうしていまになってそんなことを…」「きみを傷つけてしまったからだ。ぼくにはこんなことしかできない」わたしはふたりの間にビジネスを絡ませたくなんかない。十五年前と同じようにあたなを愛しているのよ。でもあなたは、愛を返せないからかわりにあのホテルを提供するというのね?「きみにはカナダでの生活がある。そしてぼくはギリシアの人間だ」「わかったわ。でもホテルは買えない、お情けなんてまっぴらよ」「じゃ、これでさよならだ」アレックスは彼女に触れたいのをこらえた。
夢ララバイ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
初対面のジェイスンにスーザンの胸はときめいた。離婚歴のある彼はスーザンより17歳年上で、4人の子供を抱え、ひとりで牧場を切り回している。彼女はそこへ夏のあいだ手伝いにやってきたのだ。人生の曲がり角をいくつも通りすぎてきた男のきびしい表情に、彼女は次第に魅せられていく。しかし、ジェイスンは彼女に近づこうとはしない。スーザンはとうとう我慢できなくなり、彼に詰め寄ってしまう。「ぼくはきみの父親ほどの年齢なんだよ」「でも、あなたはわたしの父親じゃないわ」「スーザン、いまはそれ以上言ってはいけない」“じゃあ、いつならいいの?”心のなかで叫ぶ彼女に、ジェイスンは暗い笑みで応えるだけだった。
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