裏切りの花婿 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
大学生になって初めての夏、リサは婚約者を連れて故郷に帰った。大牧場を経営する父に、彼を紹介するためだ。だが、牧場にふらりと現れた石油鉱山師ミゲルに彼女はたちまち心を奪われてしまった。「世界中の石油よりもきみが欲しい!」やさしくも男らしい、信じられないほど魅力的なミゲルは、そう言ってリサを虜にした。大勢が見守るなか、ふたりは大邸宅で盛大な結婚式を挙げた。その直後、リサは大変なものを見つけてしまう。“リサと結婚すれば牧場の地所で石油井戸を掘る権利を…”父とミゲルが取り交わした契約書だった。ウエディングドレス姿のまま車に飛び乗り、リサは逃げた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ニコルソン,ペギー
テキサスの大農場に生まれ育つ。ブラウン大学を卒業し、高校で十年間教鞭をとったのち、作家生活に入る。現在はロード・アイランドに住んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
キス・ミー・クーガー (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ワイオミングの田舎で牧場を経営するキャットは、ハイウエーで妙な男をジープに乗せた。こんなところをビジネススーツを着てひとりで歩いているなんて、いったい何者なんだろう。「ぼくはガリック。ニューヨークから来た」大金を持っている彼女は、男の怪しいしぐさに銃を向けて縛り上げた。素性はわからないが、都会のひ弱な人間ではなさそうだ。しかし、やっと落ち着いたキャットに新たな災難が待っていた。車が故障し、腕をけがして、そのうえ誰かに大金を盗まれてしまったのだ。悲嘆にくれる彼女にガリックが意外なことを申し出た。「ぼくがきみの牧場で働いて助けてあげるよ。もちろん無報酬でね」こうして働き始めた彼は日増しにたくましくなっていく。そして互いに惹かれるものを感じ始めた矢先、ガリックが政府の捜査官に追われているという噂が流れた。
仮面の恋人 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
4人目の男、土木技師だというクリスは思った以上に魅力的だった。それだけに、新聞記者トレーシーは気を引きしめた。“だまされちゃだめ。彼こそ獲物かもしれないのよ。”今、世間では“ロンリーハート事件”が横行している。新聞に交際希望の広告を出した人を狙って金をだまし取る、アベックによる悪質な詐欺事件だ。憤りを感じた彼女は犯人を捕まえて記事にしようと金持の女性に変装して自らおとりになったのだが、返事をよこしてきた男たちのなかでこのクリスが一番怪しいのだ。しかしデートを重ねるうちトレーシーは彼に惹かれていってしまう。恋と仕事のジレンマに陥っている彼女をクリスは旅行に誘った。“やはり彼が犯人だわ。例の詐欺師の手口と同じ誘い方だもの”危険を承知でトレーシーは一緒に行くことに決めたが…。
ギリシアの季節風 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「きみにあのホテルを売ることにしたよ」アレックスは前置きもなしに切り出した。「きみの望みだろう?ホテルを買収すれば昇進できるんだろう?」ジョアンナの胸に絶望感が広がった。まだわたしを野心だけの女だと思っているの?ベッドをともにすることで仕事をうまく運ぼうとする女だと…。「どうしていまになってそんなことを…」「きみを傷つけてしまったからだ。ぼくにはこんなことしかできない」わたしはふたりの間にビジネスを絡ませたくなんかない。十五年前と同じようにあたなを愛しているのよ。でもあなたは、愛を返せないからかわりにあのホテルを提供するというのね?「きみにはカナダでの生活がある。そしてぼくはギリシアの人間だ」「わかったわ。でもホテルは買えない、お情けなんてまっぴらよ」「じゃ、これでさよならだ」アレックスは彼女に触れたいのをこらえた。
ライラック・タイム (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
9年前、サラは17歳で妊娠し、やむなく子供を手放した。失意の日々を送りながらも今は小児科の看護婦として働いている。だが、子供のことをあきらめたわけではなかった。なんとか手がかりを探そうと、彼女はマキナク島を訪れ、そこでタイラーとその息子デイビッドに出会う。“謎めいた男だわ”エンジニアのタイラーに、サラはそんな第一印象を抱いた。それに、デイビッドに対する態度がぎこちないのが妙に気になる。実は、タイラーは自分が運転していた車の事故で妻を亡くし、過失致死罪で9カ月服役していたのだ。悲しい過去を背負って生きる彼らに、サラはなぜか惹かれていく。特に、別れた息子と同い年のデイビッドは心を和ませてくれたが、ある日、タイラーは意外なことを打ち明けた。
すてきなダンス (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「ニューヨークに行ってくれたらベッドをともにしてもいいわ」セラピストのレニーの口からとんでもない言葉が飛び出した。目の前の男トリップがにやりとしてうなずく。“いくら彼を飛行機に乗せるためとはいえ、わたし、どうかしているわ!”ニューヨークで3人のミステリー作家を集めて、新作本の販売促進を兼ね、彼らの推理力コンテストが開かれる。宝探しの形式で、手がかりを追つて3人が全米を飛び回るという。しかし、そのひとりトリップは飛行恐怖症のため参加を拒んでいた。そこで、彼の共同執筆者がレニーに依頼してきたのだ。トリップを飛行機に乗せて連れてきてくれたら400ドル支払う、と。いやがる彼を大胆な取り引きでなんとか連れていったものの、その約束を実行しなければならない夜が近づいてくるし、おまけに例の謎解き旅行にも一緒に行くはめになってしまい…。
雪の天使 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
騒がしいパーティーの席を抜け出し、リサはほっと息をついた。昼間は宇宙飛行士を代表して出席した上院の聴聞会でNASAの予算削減を計る議員とはげしい応酬を交わし、夜は政治家たちとの社交辞令のやりとりでリサは疲れはてていた。そのとき、ドアが聞いてひとりの長身の男性が現れる。予算を管理するやり手の上院議員のケビンだ。ふたりはお互いの身分を明かさず、気晴らしに夜の街へ出た。ケビンと愉快な夜をすごしたリサは翌日には彼を恋しはじめたが、その同じ日にケープカナベラルから緊急指令が届く。そして、故障した宇宙船と乗員を救援するためリサを乗せたディスカバリー号は宇宙に向かって発射された―再会を約束したケビンと、ふたりの未来を地上に残して。
デルタの熱い夜 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
すさまじい爆音―耳をつんざく機関銃の音。アリサは懸命に走った。彼を助けなければ。「早く逃げて、早く!」だが、飛行機の爆音でその男に声は届かない。アリサが男に思いきり体あたりする。2人は抱きあったまま真っさかさまに用水路にころげ落ちた…。ミシシッピ川の下流に広がる豊かなデルタ地帯で考古学者アリサとペースの出会いは衝撃的だった。この瞬間から燃えあがる恋の炎。だが野性的な農場主ペースの表情がときおり暗く陰る。ふと彼の口を突いて出る“あの女”とは、いったいだれなのだろう?ポバティ・ポイント遺跡の祭壇で2人が愛を誓うのはいつか…。
海鳥の歌 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
結婚に失敗し、歌手としての自信をなくして6年ぶりで故郷のフロリダに帰ってきたクレアは、砂浜でひとりの男と出会った。「わたし、砂のお城をつくる名人よ」「ぼくはディラン。浜辺と太陽の熱愛者です」ふたりは一緒に砂の城をつくって夢のようなすばらしい一日を過ごした。行きずりの男とのすてきな一日の思い出は、いつか失意のクレアの心を慰め、これから新しい人生がはじまりそうな予感となった。そしてある晩、二度と歌うことはないと思っていた歌を兄のバンドに頼まれてディナー・クルーザーの船上で歌った。クレアの前に、ふたたびディランが現れた。
永遠のシェルター (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
別れた夫サムが、十年ぶりにシェルター・バリーに戻ってきた。心に深い傷を負った七歳の娘を連れて。サムに助けを求められ、キャシーの心は複雑な思いに揺れた。ふたりが別れたのは、彼が女性問題を起こし町を出ていったからだ。しかしキャシーには、なぜサムがそんな行動をとったのか、本当の理由がいまだに理解できない。彼を許してはいないが、マライアをほうってもおけず、キャシーはペットセラピーで彼女の治療を始めることにした。協力的なキャシーの姿に、サムは全幅の信頼を寄せる。だが、キャシーの心の裏側に、彼らふたりの胸を切り裂くような秘密が隠されていることを。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クイン,タラ・T.
アメリカではベストセラーリストに名が載る人気作家。日本でも近年人気が急上昇している。オハイオ州の生まれで、七歳のころから物語を書き出したという。ヴァイオレット・ウィンズピアの大ファンだった。十六歳からは地方紙に書き始め、大学卒業後、高校教師をつとめながら雑誌にも寄稿。プロデビューは1993年スーパーロマンスから。このデビュー作がRITA賞最終候補に残り、一躍シリーズのトップ作家の一人となった。現在、夫、十代の娘とアリゾナ州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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