ダブルロマンス (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「もしもし、ミセス・ファレルですか?ウェイ・ダルトンですが、いまからお宅へ伺いますからよく目を覚まして待っていてください」「こんな早朝に何事です?非常識だわ」「あなたの息子さんがうちのヘザーを妊娠させたんですよ!」「まさか!ジェフにかぎってそんな…」大学教授アマンダの脳裏に昔の苦い記憶がよみがえった。結婚前のまだ十代のころ妊娠した彼女は、16年前、プロゴルファーをめざす夫に捨てられたのだ。アマンダの心配をよそに、ジェフは愛しているから結婚するという。言い争うふたりの前に、ヘザーとその父親が現れた。アマンダの目はプロ野球選手である父親のウェイに釘づけになる。“長身でたくましくて、愛する妻を事故で亡くした男。でもわたしの嫌いなスポーツ選手なんだわ”初めは子供たちの結婚に反対していたアマンダだが、ウェイの説得もあって次第に態度を和らげていく。同時にウェイをひとりの男として意識し始めるのだった。
海鳥の歌 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
結婚に失敗し、歌手としての自信をなくして6年ぶりで故郷のフロリダに帰ってきたクレアは、砂浜でひとりの男と出会った。「わたし、砂のお城をつくる名人よ」「ぼくはディラン。浜辺と太陽の熱愛者です」ふたりは一緒に砂の城をつくって夢のようなすばらしい一日を過ごした。行きずりの男とのすてきな一日の思い出は、いつか失意のクレアの心を慰め、これから新しい人生がはじまりそうな予感となった。そしてある晩、二度と歌うことはないと思っていた歌を兄のバンドに頼まれてディナー・クルーザーの船上で歌った。クレアの前に、ふたたびディランが現れた。
おお、ジョージア (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
一度結婚に失敗するとこうも臆病になってしまうものだろうか。クレオはひと夏を過ごしにやってきたスワニー川の岸にたたずみ、フレッチャーに心ひかれる自分に逆らうもうひとりの自分を悲しくももてあましていた。いまも、せっかくのデートを寸前ですっぽかしたのを謝るつもりが大げんかになってしまった。私生児だった彼女は祖母に男女の愛は罪だと教えられ、さらに離婚してから男性恐怖症にとりつかれている。“生き方はもうそんなに簡単に変えられるはずがないのだから、いつまでもフレッチャーに思いを寄せていてもしかたがないわ”そこへいつのまにか姿を現した彼が、クレオをじっと見つめて言った。
伝説からの帰還 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
父の亡きあと、このひからびた牧場を女手ひとつで、それでも必死に切りまわしてきた。それなのに、借金の返済を迫られている今この時期に、やっと買い付けた純血種の高価な雌馬をこんなふうに失ってしまうなんて。こんな気味の悪い殺され方で…。宇宙人の仕業だという噂がたち、ジューリの牧場に空軍のUFO調査チームからベン・タナーがやってきた。もっとも、ベンはそれがUFOの仕業などとは考えていなかった。彼の信念では、説明のつかない不思議なことなどこの世にはないのだ。だが、真相を追ってニューメキシコの熱い台地を調べるうちに、ベンは説明のつかないものをふたつ発見する。ひとつは600年前に絶滅したはずのインディアンアナサジ族の、谷に隠れた不思議な村。もうひとつは。気丈な女牧場主ジュリーにひかれてゆく自分の心だった―。
内容(「MARC」データベースより)
父亡きあと、この荒れ果てた牧場を女手ひとつで必死に切りまわしてきたジュリー。それなのに、借金の返済を迫られている今この時期に、やっと買い付けた純血種の高価な雌馬を、気味の悪い殺され方で失ってしまった。宇宙人の仕業だという噂がたつが…。
やさしい狼 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
渾身の力をこめてリーラは男の横っ面を引っぱたいた。「出ていって。二度とわたしの前に現れないで!」「あとで後悔するなよ」そう捨て台詞を吐いて男が出ていこうとしたところへ、ちょうどウィンがやってきた。ヘルスクラブのインストラクター、リーラとジャーナリスト、ウィン。ふたりはウィンがクラブに取材しに来て以来のつきあいだ。「あの男、このあいだのパーティーのときもきみを困らせていたね」「つまらないことよ。忘れましょう」「いや。きみは十年前、写真家のあの男に発掘されてモデルになった。彼専属のモデルで同棲もしていた。そして売れだしたとたん、きみは突然ニョーヨークから姿を消した。なぜなんだい?」「どうして…どうしてそんなことまで知っているの?調べたのね!」「きみを愛しているから…いったいあいつとなにがあったんだ?」“さんざん利用されて、やせるために多食嘔吐症にまでなったのよ”でも、リーラは言えなかった。過去はあまりにもみじめすぎる…。
サバンナは呼ぶ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ケニヤ。十四歳までを過ごし、こよなく愛した地。そして大きな悲しみをかかえて去ることになった、今では思い出したくないわたしの故郷―。ケイトと四つ年上のアレックスとは、ケニヤでのびのびと育った。ふたりの父親どうしも仲が良く、ともに野生動物に生態を研究していた。思春期を迎え、互いに新たな感情を抱きはじめたふたりを、ある日突然、悲報が襲う。ふたりの父親が、野生動物に無惨な殺され方をしてしまったのだ。しあわせの大地は、悲しみの地に変わってしまった。ケイトはケニヤを去り、アメリカにもどった。あれから十三年。今また運命が、彼女をケニヤへ、そしてアレックスのもとへ引きもどそうとしている…。
異端の恋 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「きみを愛している。だが…」アリフはまるで呪いのようにその言葉をゆっくりと激情を込めて繰り返した。プロとして初めて馬術競技大会に挑んだホリーが出会ったのは傲慢で自信に満ちたトルコの騎手アリフだった。彼女は一目で、アリフにライバルと恋人を同時に見てしまった。しかし運命の嵐にもてあそばれるようにパリで、イスタンブールで、ふたりの心はすれちがう。「だが…妻に選ぶ女性は決してきみではない」アリフは冷酷に言い放った。どうして、わたしが“ガビール”―異教徒だから?ボスポラス海峡を渡ってくる風に吹かれ、モスクを煙らせる朝霞のなかでホリーは思い惑った。
イーデン・危険な賭 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
幼いころから三人の妹の母親代わりをしてきたイーデン。その妹たちも皆結婚した。今は父の死後継いだ製材所をきりもりしつつ、近所の子供の面倒を見たりしてむなしく日々を送っている。ある日、末の妹が友人に部屋を貸してやってくれと言ってきた。流れ者の若い男の面倒をみるなんて、厄介なことにならないかしら?玄関でバイクの音がした。ニックというその男が来たのだ。黒いTシャツ、サングラス。ほほえんだ顔はハンサムだ。妹の言葉が再び頭の中に響く。“お姉さん、きっと彼に恋をするわよ”
デルタの熱い夜 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
すさまじい爆音―耳をつんざく機関銃の音。アリサは懸命に走った。彼を助けなければ。「早く逃げて、早く!」だが、飛行機の爆音でその男に声は届かない。アリサが男に思いきり体あたりする。2人は抱きあったまま真っさかさまに用水路にころげ落ちた…。ミシシッピ川の下流に広がる豊かなデルタ地帯で考古学者アリサとペースの出会いは衝撃的だった。この瞬間から燃えあがる恋の炎。だが野性的な農場主ペースの表情がときおり暗く陰る。ふと彼の口を突いて出る“あの女”とは、いったいだれなのだろう?ポバティ・ポイント遺跡の祭壇で2人が愛を誓うのはいつか…。
女友だち―2000年には:結婚を (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨークで暮らすメグは、もう男性にはこりごりしていた。セントラルパークを見下ろすアパートに住み、打ちこめる仕事もある。だから、ときどき孤独に心が痛んでも、たいしたことではないのだ。ところがある日故郷から、学生時代の大親友二人が出てきた。実は卒業式の夜、2000年までには3人とも必ず結婚しようと固く誓いあったのに、まだ誰も結婚できていない。親友のレナとキャシーは、こうなったらしばらくメグのアパートに住み込んで、ニューヨーク男性の中からそれぞれの結婚相手を見つけるまで帰らないと宣言した。二人は連日夫探しに奔走し、メグにも約束を果たすようにと迫る。メグの隣人の息子で、母親を訪ねてきている渋くてすてきな男性を彼女の相手にと押しつけるのだが、彼も中年の危機にあるらしく、惹かれれば惹かれるほど、メグは立ちすくんでしまう。
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